
はじめまして。秘密守(ひみつまもる)です。
このページに来てくださって、ありがとうございます。せっかくですから、私のことを知っていただけたらうれしいです。なぜ「秘密守」なんて珍しい名前なのか、どんな気持ちで文章を書いているのか、何を一番大切にしているのか——そんなことをお話しできればと思います。
私は作家として、実際に体験したことや人にお話を聞かせてもらったことをもとに、小説・エッセイ・コラム・ノンフィクションなど、いろんな形で文章を書いています。文章を通じて人と人がつながったり、誰かの心にそっと寄り添えるような作品を作りたいと思っています。
どんな文章を書いているの?
私は小説、エッセイ、コラム、ノンフィクションなど、いろんな形で文章を書いています。
ふとした日常の中で感じる小さな気持ちを言葉にしたり、なかなか表に出てこない人たちの声を聞かせてもらったり、自分なりに考えたことを書いてみたり。「これは小説にしよう」「今度はエッセイで」と最初から決めるというより、その時に一番しっくりくる形を選んでいます。
小説なら物語として、エッセイなら私の個人的な想いとして、コラムなら社会について考えたこととして、ノンフィクションなら事実をもとにして——。書き方は違っても、根っこにあるのは「一人ひとりの声を大切に聞いて、それを言葉にしたい」という気持ちです。
文章を書くことは、私にとって人と人をつなぐ架け橋のようなもの。誰かの心の中にある大切なことを、言葉を通じて他の人にも届けられたらいいなと思っています。
私の書く場所
私は静かなカフェで文章を書くのが一番好きです。
人の話し声がちょっと遠くで聞こえて、コーヒーのいい匂いがしてくる中にいると、なぜか落ち着いて集中できるんです。いつものノートを開いてペンを握ると、心の奥にしまっていた言葉やアイデアが、ふっと浮かんでくることがあります。
そんな時間、そんな場所が、私にとっての「小さな特別な場所」になります。文章を書くのは基本的に一人でやることですが、静かな時間の中でこそ、本当に伝えたい言葉が見つかるような気がしています。
カフェという、みんながいるけれど一人になれる場所——この感じが、私の書くスタイルにぴったり合っているんです。
私の書き方と文体について
私の文章には、ちょっと変わった特徴があります。それは、その時の気分や心の状態に合わせて、自由に書くということです。
時には、自動書記(自動筆記)という方法で書くこともあります。これは、心の奥から自然に出てくる言葉を、あれこれ考えずに、そのまま紙に書いていく方法です。頭で「こう書こう」とコントロールするのではなく、心の声のままに言葉を選んでいきます。
だから、同じテーマで書いても、その日の気分や、取材で出会った人の言葉に影響されて、文体や表現がガラッと変わることがあります。きちっとした論理的な文章が合う内容もあれば、やわらかくて詩的な表現の方が伝わりやすいこともある。リズムよく書いたり、静かに書いたり、熱っぽく書いたり——。
「一貫性がないな」と思われるかもしれません。でも私は、これも私らしい書き方だと思っています。だって、人の気持ちや世の中の出来事って、その時その時で全然違う感じがするじゃないですか。同じような書き方だけでは表現しきれない、人生のいろんな面を書くためには、その時に一番ぴったりくる「言葉の服」を選びたいんです。
これが、長い間書き続けて見つけた、私なりのやり方です。
なぜ「秘密守」なの?
「秘密守(ひみつまもる)」って、確かに珍しい名前ですよね。
初めて聞いた人は「変わった名前だな」「どうしてこの名前にしたんだろう」と思われるかもしれません。実は、この名前には私の仕事への想いがぎゅっと詰まっています。
それは、お話を聞かせてくださった方のことを絶対に外に漏らさない、ということです。お名前や、どこの誰なのかが分かるようなことは一切言わない。安心してお話ししてもらえる環境を、「秘密にして守る」、何があっても守る。「秘密を守る」ことを一番大切にして、この名前を選びました。
取材を受けてくださる方へ、安心してお話しいただくために
作品を書く上で、「取材」として皆さんにお話を聞かせていただく機会があります。そんな時のお約束を、お話しさせてください。
お名前や職業、どちらにお住まいかなど、あなた個人のことは一切外には出しません。お話の内容から「あの人だ」と分かってしまうようなことも決してないよう、細心の注意を払います。
教えてくださったことは、もしも作品に活かす場合でも、完全に匿名にして、どなたのお話なのか絶対に分からないようにします。もちろん、作品に使わせていただく前には必ずご相談します。
作品ができあがった後も、「大丈夫かな」「ご迷惑をおかけしていないかな」と気にかけています。何か心配なことがあれば、いつでも遠慮なくお声かけください。
なぜこんなに「秘密を守る」ことにこだわるのか。それは、安心してお話しいただけることが何より大切だからです。勇気を出してお話ししてくださったことが、後になって「話さなければよかった」と思われるようなことがあってはいけません。
あなたのお話は、あなただと分からない形で、でもその想いの大切な部分だけは、作品の中にそっと息づいていく——そんなふうに、大切に扱わせていただきます。
最後に
もしあなたに何かお話ししたいことがあったら、どんな小さなことでも遠慮なく声をかけてください。
実は私、人のお話を聞くのがとても好きです。一人ひとりが持っている体験や想い、心の奥にしまっている秘密——そういうものを聞かせてもらえることを、とても大切に思っています。
「こんなこと話していいのかな」「誰かに聞いてもらいたいけれど、大丈夫かな」——そんな気持ちになることもあるかもしれませんが、どうぞ安心してください。あなたのペースで、あなたの話したい分だけ、お聞かせいただければと思います。急かすことも、無理に聞き出そうとすることもありません。
人の話を聞かせてもらうことは、私にとって本当に特別なことです。安心してお話しいただけるよう、心からお待ちしています。
秘密守